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性感染症検査アイラボ > 性感染症予備知識 > HIV感染症(エイズ) > 
HIV(エイズ)

日本は先進国で唯一増加
感染力は弱い
クラミジアとも関係が
症状に全く気がつかない
日常生活では感染しない
発症するとエイズに
発熱などの風邪のような症状
母子感染の可能性

レッドリボン

  ◆HIV感染とエイズの違い
   HIVが体内に住み着いていることを感染と言います。この状態はまだエイズとは呼びません。
  
HIV感染では自覚症状がないことが多いですが、この期間にも他の人に感染させてしまう
   ことがあるので、それがHIVを広めてしまう原因でもあります。

   HIVに感染するとCD4というリンパ球がHIVに侵され徐々に減少してきます。リンパ球は
   人間の免疫力にとって非常に重要な役割を果たしていますから、徐々に免疫力がなくなって
   いきます。全く治療をせずに放置すると約10年でエイズが発症します。

   その間は本人も症状を自覚できないほどですから、今までと変わらない生活をすることが
   できます。

   エイズが発症すると急激な体重減少やカリニ肺炎などの症状が現れます。
   現在ではさまざまな薬が開発されていますが、まだ完治させることはできません。
   しかし、エイズの発症を遅らせることができます。

   早期に発見して治療をするのがとても大切なのです。

 ◆HIVのターゲットはリンパ球

正常な免疫反応  HIVに感染した状態
正常な免疫反応                      HIVに感染した状態

絵 千葉大学名誉教授(性教育) 武田 敏先生より提供 

   体内にウィルスなどの異物(UFO)が侵入するとTリンパ球(司令部)が防御のために命令を
   出します。この命令を受けてBリンパ球(ミサイル部隊)が抗体というミサイルを発射し、攻撃
   します。

   これが体内で起こる正常な免疫反応です。

   HIVに感染すると抗体は作られても、HIVは司令部をターゲットに攻撃し、その中で増殖・破壊
   します。そのため次第に免疫力が低下して、エイズが発症します。

  ◆HIVの感染と免疫機能の破壊
   人間の体にはいろいろな微生物が入り込んでいます。しかし、私達の体にはウィルスやカビ、
   細菌から身を守る力が備わっています。それを免疫と言います。

   HIVは主にその免疫の機能を徐々に破壊してしまいます。その為、免疫力が低下して普段なら
   なんでもないウィルスやカビ、細菌等の病原体で病気になったり、脳や神経の症状が出たり
   するのです。

   HIVによって引き起こされる、免疫の機能がうまく働かない(免疫不全)病気をエイズといいます。

  ◆先進国で唯一日本だけが増加
   厚生労働省エイズ動向委員会の報告によると平成8年より増加の一途をたどっています。

   H17年のHIV感染者は日本国籍男性で709件(前年636件)日本国籍女性は32件(前年44件)
   となり、過去最高です。

   HIV感染者の感染経路でみると異性間との性的接触 24.4%、同性間との性的接触 63.6%と
   多く、特に男性同性間での性的接触による感染が急増しています。
   
   日本は先進国の中で唯一、新たな感染者の増加が報告されており、早急にエイズに対する
   危機意識を1人1人が持って欲しいということが私たちの考えです。


 ◆HIVの感染経路
   HIVは非常に感染力が弱いウィルスです。日常生活ではまず感染しませんが、主に性交渉、
   血液を介した感染、母子感染で感染します。

   次のようなケースでは感染しません。
   コップの回しのみ、握手、キス、咳やくしゃみ、トイレの共用、風呂やプール、犬や猫などのペット
   蚊に刺されること、同じ皿の食事を食べることど

   逆に日常生活で注意が必要なのは次のような場合です。

   血液が手や衣服についたとき。大量の水(流水)で洗い流せば希釈されて感染しません。
   カミソリ、ピアス、歯ブラシなど血液が付着する可能性のあるものを共用したとき。
   注射器の再利用や薬物などのまわしうちなど。

  ※床屋や美容院などではかみそりを使いますが、HIVは消毒で死滅しますので安全です。

 ◆HIVの感染力
   HIVは主に性交渉を通して広がっていきます。

   陽性者との性行為1回あたりの感染率は0.1〜1.0%とされています。しかし、1回の性交渉
   でも感染した事例が報告されているので予防のためにセーファーセックスの実践が必要に
   なります。

   パートナーにHIV感染があるかわからないときにはコンドームをするなどの対策をしておく
   必要があります。

 ◆母子感染
   HIVに感染している母親が妊娠・出産した場合、産まれてくる赤ちゃんがHIVに感染する可能性は
   30%〜40%の確率といわれています。この場合、母胎内感染・産道感染・母乳感染があります。

 

  

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