
◆尖圭コンジローマ(HPV)の症状
尖圭コンジローマは男性では陰茎、亀頭部、冠状溝、包皮、陰嚢に乳頭状、鶏冠状のイボ
(腫瘍)ができます。色は淡い紅色や褐色で多発することが多いです。
女性の場合も同様で大小陰唇、膣前庭、膣、周辺に腫瘍ができます。また男女ともに肛門の
周囲や尿道口にもイボができることがあります。大部分のケースはイボを認めるだけで、痛み
などの症状はありませんが、時に掻痒感(かゆみ)や性交時に疼痛(突き刺すような痛み)を
訴えることもあり、接触によって出血することもあります。
特に女性の場合、膣内にコンジローマが出来た場合には気がつきません。そのため、定期的に
子宮癌検診を受け、HPV感染によって起こる前癌状態を早期に発見することが大事です。

小冊子:BBF性感染症運動
「 コンジローマとフォアダイズの見分け方」より引用
※クリックするとさらにpdf形式で見ることもできます。
◆尖圭コンジローマ(HPV感染)
尖圭コンジローマの原因になるヒト乳頭腫ウィルス(HPV)は約100の種類あります。その中の
一部(6型・11型)が尖圭コンジローマと呼ばれる乳頭状、鶏冠状の腫瘍をつくります。
尖圭コンジローマのイボはレーザーや電気焼灼、凍結療法などで切除することになります。
尖圭コンジローマは放置しておくと周辺にどんどん広がり、外科的な手術が必要になったり
するので、早めの対処が必要です。
また、同時に子宮頸癌と関係の深い型(高危険群)が感染している可能性もありますので、
外陰部に尖圭コンジローマが発見されたら膣内や子宮の入り口も検査しておきましょう。
HPVの感染が発見されたら、定期的に経過観察(追跡検査)をすることが必要です。

Human papillomavirus
◆尖圭コンジローマ(HPV感染)の感染経路
尖圭コンジローマは性行為によって、接触した際に感染します。
直接皮膚と皮膚、粘膜と粘膜が接触した時の小さな傷から入り込むと考えられています。
最近の研究では、尖圭コンジローマが見られた男性の精液から同じ型のウイルスが検出さ
れたことから、男性から女性への感染は精液を介して感染するのではないかという説も
あります。
従って、感染を予防するためには、コンドームを正しく使うことが最善の策といえます。
◆常にコンドームを着けていたら子供ができない!
夫婦の場合、いずれかが発症している時は別ですが、症状がない時は通常の性生活
(コンドームなし)でよいでしょう。
発症の可能性もあるので、夫婦共有の病としてお互いが認識しておくことが大切になります。
ヘルペスも同じことが言えます。
夫婦以外のパートナーの場合は最初からコンドームを着け、オーラルセックスは控えましょう。
◆尖圭コンジローマ(HPV)の治療
尖圭コンジローマは液体窒素を使っての凍結療法や電気焼灼、レーザーなどで切除します。
病変を切除してもウィルスの感染が残っている場合が多く、再発することも多いです。
尖圭コンジローマが再発するたびに治療を繰り返す必要があります。
◆扁平コンジローマ(HPV感染)というのも・・・
尖圭コンジローマのようにイボをつくらないので、表面を見ただけではコンジローマかどうか
はっきりしません。酢酸で子宮の入口を観察しやすくコンジローマの表面を処理した後にコルポスコープという器械でみる
と、イボはなく平らな病変です。
子宮頸癌に関係のある高危険群に感染するとこのような扁平コンジローマが多いようです。
◆HPV-DNA検査(テスト)が注目されています
アイラボの検査はHPV感染によって病巣ができているかどうかを細胞の顔つきから調べて
います。
HPV-DNA検査は子宮頸癌との関係が強いウイルスの種類(高危険群)の感染があるかどうか
を調べる検査です。
※将来的には子宮頸癌の一次スクリーニングになる可能性がある検査です。
例えば、高危険群の感染がない場合は3年間子宮頸癌検診を受けなくてもOK・・・
という時代が来るかも知れません。
いつもと違うと思った時にはいくつかの病気が同時に存在することもありますので、婦人科トータルセルフチェック(女性8種)で検査されることをお勧めいたします。
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