
◆梅毒の症状
感染して3週間程度で、感染部位に大豆粒くらいの硬いしこり(初期硬結)が出来ますが、
痛みなどの症状を欠くことが多いのです。感染後2年程は感染力が強い為、知らず知らすの
うちに相手に感染させる可能性が高いので、注意が必要です。
第一期(感染後3週間〜3ヶ月)・・痛みはありません。初期硬結や硬性下疳ができます。
第二期(感染後3ヶ月から3年)・・感染力が最も強い時期で、皮膚にバラ疹ができます。
第三期(感染後3年から10年)・・ゴム腫と呼ばれる硬いこぶのようなものが全身にできます。
第四期(感染後10年以上)・・神経梅毒と呼ばれ、血管や神経、脳にも影響し、日常生活が
困難になります。
◆梅毒の特徴
性感染症が性病と呼ばれていたころ、性病の代表的なもののひとつが梅毒でした。
1929年に、梅毒の特効薬である抗生物質ペニシリンが発見されてからは、感染拡大による
重大な被害はなくなりました。しかし、安心はできません。進行すると日常生活ができない程の
症状がでる恐ろしい病気です。早期発見、早期治療を心がけましょう。
◆梅毒の感染経路
梅毒トレポネーマという細菌に感染することによって起こります。
この菌は人で増殖するほか兎の睾丸でしか増殖することが出来ず、低酸素状態でしか
生きられません。また低温や乾燥には非常に弱いのです。そのため感染経路は限定され、
性交渉やオーラルセックスなどによって、菌は皮膚や粘膜の目に見えない小さな傷口から
侵入します。
1回のセックスでうつる確率は15〜30%と非常に感染力が強い細菌です。
◆梅毒の母子感染
最近は妊娠初期の妊婦検診で検査されるので、たとえ陽性であっても早期に治療される
ため、母子感染はほとんど無いようです。
梅毒は胎盤を通して感染しますので、胎盤が出来上がる約4ヶ月前は母子感染は成立
しません。その為、4ヶ月までにきちんと治療すれば大丈夫です。ただ、妊娠中に新たに
感染したことに気がつかないで経過した場合は母子感染が成立してしまいます。
妊娠中に感染して母子感染が成立してしまうと母体内で胎児が死亡したり流産、早産に
なりやすく、生まれても先天梅毒児として様々な障害をもつことになってしまいます。
◆梅毒の治療
梅毒トレポネーマはペニシリンがよく効き、今のところ薬剤耐性獲得は認められていません。
いつもと違うと思った時にはいくつかの病気が同時に存在することもありますので、婦人科トータルセルフチェック(女性8種)で検査されることをお勧めいたします。
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